(韓国 2007-06-22 18:42:55)
週末の韓国株式市場は、総合指数が前日比23.26ポイント(1.3%)安の1770.98ポイントと大幅反落。
米Lone Star Fundsが外換銀行(004940)株を売却したことが嫌気。
上場銘柄729 銘柄のうち、195銘柄が上昇、450銘柄が下落。
積極的な売買が少なく、売買代金は前日より2日連続で大幅に減少。
前日、米フィラデルフィア連銀と民間調査会社が発表した製造業景況指数と景気先行指数が好調となったことを好感し、ダウ指数とナスダック指数ともに上昇した。
コスピ総合指数は前日の米株高を受けて寄り付きが1800ポイントを上回ったものの、米ファンド会社が外換銀行の保有株を売却したことを悪材料として、まもなく下落に転じた。
一方、中国株相場では資金が本土株から香港上場の中国株にシフトする動意が鮮明に、上海総合指数が 3.3%大幅下落したことがアジア市場の心理的悪化にも波及。
総合指数がじりじりと下落すると、相場後半には一時1760ポイントに接近した。
総合指数は今週中に1.3%の大幅調整が2回もあり、
週間で0.1%安と、過去15週ぶりの下落となった。
総合指数の上昇に寄与した上位3銘柄は、
大宇造船(042660)、
サムスン電子(005930)と現代自動車(005380)。
大宇造船は前日比3.42%高の49,900ウォンと2日続伸。
米からの深海掘削船受注を獲得したことが好感。
サムスン電子は同0.34%高の591,000ウォンと小幅続伸。
好調な米経済指標を好感。
現代自動車は同0.81%高の74,600ウォンと3日続伸。
韓国投資証券が同社の6ヵ月目標株価を引き上げたことが材料視。
海外からの大型受注を獲得した世界造船最大手・現代重工業(009540)は同4.6%高の 352,500ウォンと反発。
ウリ・ファイナンスは、韓国国家預金保険機構の保有株4,030万株が放出する計画を明らかにしたことを受けて、同社株が前日比3.9%高の23,900ウォンと4営業日の続伸となった。
一方、寄与度下位3銘柄は、国民銀行(060000)、現代重工業(009540)とLG電子(066570)。
国民銀行は前日比3.98%安の84,500ウォンと2日続落。
ハンヌリ投資証券への買収が市場で織り込んだ。
現代重工業は同2.13%安の345,000ウォンと反落。
北米からの石油タンカー受注を獲得したものの、利益確定の売りに抑えられた。
LG電子は同3.8%安の76,000ウォンと2日続落。
株価が今週、1年ぶりに80,000ウォンを抜けたことで高値警戒感が高まった。