15年ぶりの優勝、通算4回…市民の声援に支えられた
浦項スチーラースが、15年ぶりにKリーグ優勝を果たした。
浦項は、11日、城南市炭川総合スタジアムで開かれた「サムスン・ハウジェンKリーグ2007」のチャンピオン決定戦(2日目)で、シュベンクの前半43分のシュートで先制し、そのまま正規リーグ1位の城南一和を1対0で破り、勝利を収めた。1週間前、ホームの浦項で行われた初試合で3対1で勝利した浦項は、2回連続して城南一和を圧倒し、最後の勝者となった。
「鉄の男たち」は、1986、1988、1992年に続く通算4回目の優勝を手にし、浦項とソウルから遠征応援に来た約5000人のファンを喜ばせた。
特に浦項は、いわゆるスタープレーイヤーとは縁のない無名の選手だけで今年のシーズンをスタート、正規リーグで5位となり、ポストシーズンに進出した。
その後、「なかなか敗れないチーム、攻撃サッカーのチーム」につくりあげたファリアス監督の用兵術が真価を発揮して、正規リーグ4位の慶南FC、 3位の蔚山ヒュンダイ、2位の水源サムスンを連破した。
チャンピオン決定戦に進んでからは、城南との2回のゲームで全部勝利を収め、5連勝という大記録も打ち立てた。
浦項スチーラースの優勝は、目の前の勝利にとらわれず、幼少年クラブシステム等、長期的なサッカーの発展のためのポスコの心強い後押し、浦項市民の声援、ファンの愛情などがあってこそ可能だった。
李龜澤(イ・グテク)会長は、11日、Kリーグ優勝を果たした選手団をポスコセンターに招き、祝賀パーティーを開いて激励した。この場で李会長は、「15年に及ぶ浦項市民とポスコ家族、ファンの『優勝の念願』をかなえてくれた選手団にお祝いの言葉を送る。来年もまた、優勝の喜びを味わおう」と述べた。
一方、城南で開かれたチャンピオン決定戦には、浦項製鉄所とソウルからのポスコの役職員、浦項市民、サポーターズなど約5000人のファンが集まり、選手たちにエールを送った。
浦項スチーラースは、今月25日と12月2日に、ホーム・アンド・アウェー方式で全南ドラゴンズとFAカップのトップの座を争う競り合いを繰り広げる。
浦項がFAカップも獲得すると、
史上初めて正規リーグとFAカップを同時優勝するチームになる。